法律分野

SASアソシエーツは、日本企業をめぐる多種多様な事案において、お客様と外国法律事務所間のスムーズなコミュニケーションをサポートいたします。

海外当局に提出しなければならない証拠は、特に、カルテル摘発の場合、従業員・企業役員が「個人」としても訴追される可能性を含むため、Eメールなど電子文書の翻訳精度は非常に高いものが求められます。

また、海外係争において日本国外法律事務所とのやりとり、様々な交渉・折衝の場面で、不正確な翻訳はクライアントである日本企業、そして代理人を務める国外法律事務所双方にとり、予測をもしない不利益を引き起こす要因になりかねません。

SASアソシエーツでは法律分野のサポートとして下記サービスを提供しています。

e-ディスカバリー・サポート

  • ドキュメント・レビュー・プロジェクトの開始前に、担当法律事務所の指示のもと、全体的なプロジェクトの必要日数・人員・コストの想定などを、総文書数と事案内容をもとに査定いたします。
  • ドキュメント・レビューのプラットフォームで使用される、キーワードやコーディングに関する助言をいたします。
  • 正確で素早いドキュメント・レビューを行います。
  • ドキュメント・レビュープロセスにおいて絞込まれた文書を、内容に応じて優先順位をつけ、関係者が共有できるサマリーを作成します。
  • 弁護士-依頼人間の秘匿特権 (Attorney-client privilege) がかかる文書に関するプリビレッジ・レビューを行います。
  • 日本語ドキュメント・レビュー・マネージメント
    • SASアソシエーツは主要なe-ディスカバリー用レビュー・プラットフォーム全てのレビュー経験を有するため、必要に応じ、レビュー人員のトレーニング、マネージメントを法律事務所の監督の下、実施いたします。
    • 日本語・英語能力の高い人材のみがレビュー・プロジェクトで採用されるよう、要員の選考に関する助言をいたします。
    • 第一次レビューを終えた文書のクオリティ・コントロールを実施し、パフォーマンスが劣るレビューアーを、早期に判別し、事案に不要な文書、もしくは重要文書がe-ディスカバリーの段階で抜け落ちるリスクを最小限に抑えます。
    • レビュー内容、使用プラットフォームに応じて、適切なレビューの目標(ノルマ)を策定します。
    • レビューアー全体のクオリティを一定に保つため、必要に応じて再トレーニングを実施します。

翻訳

  • レビュー過程を経て、選ばれた文書の翻訳を実施します。
  • 外部翻訳会社に委託という形での翻訳ではなく、高い日本語・英語能力および翻訳経験をもつ人員のみで、翻訳作業を担当します。
  • レベルの高い翻訳をすることで、文書の間違いを最小限に抑え、また、多くの法務関連のプロジェクトで実際に行われている「翻訳のやり直し」にかかるコストを削減することができます。
  • 弊社が提供する翻訳はすべて二つの段階 ― すなわち翻訳から、正確さを確認するための校正プロセス ―を経てクライアント企業、および担当法律事務所に提供されます。このため、弊社が作成する翻訳文書は関連当局提出や社外配布に問題のない、いわゆる”Production Ready”の状態で提供されます。

通訳

  • 弁護士・クライアント間のミーティング、海外当局による関係者インタビュー、デポジション等でのウィスパリング、逐次、同時通訳を提供します。